しばいヌの地下吠え(狩)

思い付きを一方的に吐き出しているブログです☆ひととなり詳細については『備忘録カテゴリ』をご参照ください。

イトマキ×ツムギ

「喪失のあと」(移稿)

「記憶喪失には、主に二つの理由があるの。ひとつは、何らかの理由によって、記憶へとつながる糸が、断ち切られてしまっているもの。もうひとつは、記憶そのものが、なくなってしまっているもの 」 手繰る糸が残っていれば、修復は比較的容易いのだという。…

第一文「編む少女」

昼下がり。 ぼんやりとした意識のままで、公園をふらふらとしていた僕の足元に、やわらかいものがぶつかってきた。 ように、感じた、というほうが正しいだろうか。 それくらい、僕の心はこの場所に無かったのだった。 「あ・・・すみませんっ」 鈴音のような声…

「集積する雲・・・のようなもの」

人人の寝静まる深い夜は、とくに[それ]が、鮮明に見えるという。「ひとつひとつは、小さな糸くずなのよ」 ぼんやりとした光を放つように見える[それら]は、ゆっくりと天向かって上昇していく。「これって、死んだヤツらの魂とか、そんなものなのか?」 呆然と…