しばいヌの地下吠え(狩)

思い付きを一方的に吐き出しているブログです☆ひととなり詳細については『備忘録カテゴリ』をご参照ください。

創作

イースターがイベントとして今後も定着しにくいのではないかと思われる理由

小中学校時代のあだ名が「インド人」とか「インドカレー」でしたこんにちは☆ 色黒だったかららしいのですが、「カレー」はもはや人じゃない気が(苦笑) ちなみに社会人として就職した先では「日本語の上手いフィリピン人」だと思われていたよ! ・・・色黒いだ…

エピローグ・大いなる喪失

未来からの訪問者を名乗る彼は、実に精巧に作られた立体映像だった。 その事実だけで、彼のいた次元世界が、我々の先を行く技術文明を持っていたであろうことを、うかがい知る事が出来るのではないかと思う。 しかしながら。 そうした高度な文明世界であるに…

「待ち続けるもの」

重責を解かれ、ようやく穏やかな日々を過ごせるはずだった。 ―また、あの少年か・・・ あの夢を見続けたしばらく後で、丁度、任期を終える間際に立ち寄ったとある惑星で、彼はひとりの少女と出会った。 その後、彼の見る夢から、“顔の見えない謎の少女”は現…

「Festival de la fleur」(再掲)

大気圏に突入した機体が、徐々に高度を落としていくと。 雲間から、鮮やかな色彩が見えてくる。 「ここからの眺めも、綺麗でしょう?」 そういう彼の言葉どおり。 “花の惑星”は、やがてその全貌を、余すことなく披露した。 “Planete de la fleur” その名の通…

『クリスマス・レター』※再録

クリスマスイブの午後、少年のもとへ、一通の手紙が届いた。賑やかな配色の、クリスマスカードとともに。 「親愛なるわが息子へ この手紙が届く頃、パパの部隊は束の間の休息を約束されていると思います。 手紙を書きながら見上げている星空は、君の居る空へ…

“はじまり”※再録

[今朝の脳内BGM] 『プレリュード』 ※わかる方のみ、下記からどうぞ ※分からない方も、ご興味あれば

「首のない男」※未完

昔の夢を見ていた。 幼い頃しばらく住んでいた、山奥の田舎で、自然の中を、走り回っていた。 ある日、ちょっとした油断から、少年だった俺は、自動車事故に遭う。 それほど裕福ではない祖父母の家では、食べるものにこそ困らなかったが、娯楽品は専ら、手作…

礼讃詩(ひとつの伝説の終わり)

僕たちは 今 伝説を目の当たりにしていた それは 遠く いにしえの昔話 などではなく この瞬間にも 五感の全てを通して 真髄へと 訴えてくる 生々しい 現実の出来事であり しっかりと 確実に 僕たちの中に 刻み込まれてゆく ひとつの新たな伝説の始まりと 終…

おともなく、ふりしきるものは(書き起こし中)

彼の人は、大げさにため息をついて見せると。 「・・・全てが、想定を超えていますね―」 目の前に座る少女は。 「・・・いろいろ、ごめんなさい・・・」 そう言って、ばつ悪そうに視線を泳がせていた。 「まったく・・・貴女という人は―」 「―?!」 「かないませんね―」 …

「深夜の電話」(再録)

深夜、騒がしい物音で目が覚めた。 アパートの二階に住む若者が、酒の勢いでにぎやかにやっているらしい。 近隣からもたびたび苦情があり、警察が見回りに来て注意したことも一度や二度ではなかった。それなのに、相変わらず非常識な行為が止む気配は無い。 …

「わたしのせかい」(再録)

あるひわたしのすべてがとまった それでもせかいはまわっていた とまることなくとどこおりなく だれかがわたしのねじをまく かってにわたしのねじをまく わたしはふたたびうごきはじめる わたしはわたしにおいつけないまま まわるせかいをさまよっていた ぐ…

「笛吹き男と、踊る老人」(再録)

かつてこの街は、異常発生した害獣に悩まされていた。 食料を食い荒らされるのはもとより、運んでくる伝染病は、ともすれば老人や子供などの弱者にとっては、死に至る恐ろしい弊害だった。 そこへある時、謎の笛吹き男が現れる。 彼は害獣を退治する代わりと…

「叶えられた願い」(再録)

早くに父が亡くなってから、女手ひとつで私と弟を育て上げてくれた母が、倒れた。 過労と、末期の病で、延命はいくばくかできても、かつてのような元気を取り戻すことは無いと、無情にも告げられた。 母に少しでも楽をしてもらいたくて、私は高校卒業と同時…

「遠い帰還」(改題・再録)

なぜ、帰ってはならないのだろう。 なぜ、誰も、喜びで迎え入れてはくれないのだろう。 どれほどの月日が流れたことか。 どれほどわたしが、ふるさとへの帰還を待ち焦がれたことか。 ながいながい、ときには自らの、生まれてから幼い日からの、遠い遠い記憶…

「メメント・モリ」(再録)

あの時私は何故、彼を止められなかったのか。 四半世紀の時を越えて尚、苦い思い出がじわりじわりと、胸の奥で燻り続けていた。 しかし未だに答えは出ない。 あの時彼に、何と言う言葉を返せばよかったのかを。 上手い事を言えば言うだけ、言葉は思いからど…

うみのつみ やみのばつ(再録)

うみはつみをつくり やみのばつをうけて やみにのたうつ やみにあぐね うみにおぼれる やみはやみをうみ うみをつくり やがてうみのやみにおつ うみもやがてふし やみにふし おちてやむ いきとしいけるさだめは つみとばつをせおいし うみとやみ ※お好みに意…

「発端」(地球未来編)(再録)

突如として、地球は謎の宇宙船団から無差別攻撃を受け、危機的状況となっていた。 先進各国の精鋭たちが、英知を尽くして極秘に進めてきたという、最先端のあらゆる手段を講じても、一向に歯が立たなかった。 もはや地球人類の滅亡も目前と、みなが諦観の境…

第十四文「周知の事実だった件について」(移稿・ここまで)

結局、そのあと小一時間粘って待ってはみたが、着信の気配すらなかったので、さすがに二人してカフェを出ることにした。 夕方解散するまで、同じビルのテナントをぶらぶら見て回ったりした間も、何事もなく時間だけが過ぎ去った。 「まぁ、ねぇ・・・知り合…

第十三文「審判は下された」(移稿・ここまで)

選んだのは確かに、マザー・システムと呼ばれるデータ集積回路だった。 『多大なる生産は、多大なる消費を生みます。それは残りわずかなエネルギー資源の浪費に他ならないのです』 そこで、マザー・システムは、ひとつの選択をした。 優秀なるデータのいくつ…

第十三文「残念なお知らせです」

「お。今度は繋がりそうよ覚悟おし♪」 [電話に出られません]を三回ほど流し聞き、ようやく持ち主が応対したらしい。ケータイを手渡される。 サキコは期待でニヤニヤしているんだが、私は緊張で汗が出始めているよ。 ―一人の気も知らんで、能天気なやつめええ…

第十二文「枯渇」(移稿)

「枯れてしまったのだ」 彼は、遠くへ視線を投げたまま、そう言った。 「いや、枯らしてしまったのだと思う。我々が・・・」 生物の存在意義は、それらの持つ「遺伝子」の名の通り、「伝え遺すこと」だという。 次の世代へ伝え遺すこと。 それには、エネルギ…

第十二文「待ち人来たらず・・・強硬手段☆」(移稿)

それから30分以上、二人でぼんやりと待っていたのだが・・・彼の人と思しき人物が現れる気配はなかった。 「・・・・・・来ないねー」 すっかり空っぽになったドリンクの容器をもてあます。 「んー・・・」 サキコはというと、先ほどからケータイをいじって…

第十一文「ふたつの選択肢」(移稿)

「そう遠くない未来に、君たちは選択を迫られるだろう」 「選択?それは、どのような・・・」 「君たちが『人類』を選ぶのか、『地球』を選ぶのか、というものだ」 彼はその答えを知っている。何故なら、彼ら―支配者たちは、未来の人類であるはずなのだから…

第十一文「勝手な待ち合わせ」(移稿)

「うわー!ほんと広いねー!こっちの駅で降りることはあっても、本屋って用事無いから寄った事なかったもんねー」 ものめずらしげに全体を見渡し、サキコが感嘆の声を上げた。 「で、例の彼のショップは何処よ?」 「レジの右奥」 「オッケー!いこいこ♪」 …

第十文「支配者たちの言い分」(移稿)

「しかし、我々が干渉しているのは細胞レベル程度に留まります。それ以上のことはありません。遺伝子を操作して迎える結末の愚かさを、身を持って経験してきたのですから」 のっぺりとした顔は、穏やかというよりは表情が無いように見えた。 「あなた方は、…

第十文「思惑、それぞれ(サトシの場合)」(移稿)

―ったく、ユキヒロはほんっとに、単純というか、純粋というか・・・まっ、そこがこいつのいいところなんだけどさ。 ストレートのアイスティーをちびりちびり飲みながら、サトシは思っていた。 二人が知り合ったのは大学に来てからだが、サトシの方は、ユキヒ…

第九文「刺客。そして、もうひとつの意識」(移稿)

「いままでのあなたの固定概念を根底から覆すことになるかもしれませんが」 彼女が遠慮がちに口を開いてこう言った。 「いままでも何度も、こちらの考えを真っ向から打ち砕かれてきましたから、今更何を言われても驚きませんよ」 僕はそう言って苦笑し、意見…

第九文「思惑、それぞれ」(移稿)

今日の講義を終え、僕は大学の友人と近くのレストランで昼食を摂っていた。 「んー・・・なんつーか、軽いナンパだと思われたんじゃね?」 「・・・やっぱり、そうなのかなぁ・・・」 携帯の着信履歴を再び辿ってみるが、結果は同じ。ほぼ、見知った友人たち…

第八文「離脱」(移稿)

「とりあえず、そちらにおかけください」 若い医師は、穏やかな笑みで着席を促した。 座るや否や、僕は堰を切ったように喋りだしていた。面会が通った喜びから、少し興奮状態にあったためかもしれない。そして、貴重な時間を割いてもらっているため、それほ…

第八文「ナシったら、ナシなんです」(移稿)

「ナシだよ、ナシ。ナンパと一目ぼれはありえないね」 弁当のおかずであるタマゴヤキを飲み下すと、そう言い切った。 「出会いの一つのきっかけだって思えばいいじゃん!そんなだからアンタ未だにまったく男っ気ないのよー!」 向かいに座る同僚、サキコが、…