あるひわたしのすべてがとまった
それでもせかいはまわっていた
とまることなくとどこおりなく
だれかがわたしのねじをまく
かってにわたしのねじをまく
わたしはふたたびうごきはじめる
わたしはわたしにおいつけないまま
まわるせかいをさまよっていた
ぐるぐるあてどもなにもなく
わたしがわたしにもどれるひまで
わたしがわたしをおいこすひまで
わたしはただただ
さまよいつづける
わたしがわたしをわすれるひまで
あなたがわたしをわすれるひまで
※この作品は『小説家になろう』サイトにて2013/12/20に投稿したものです。